スペイン料理と言われて、最初に思い浮かぶものは魚介たっぷりの豪華な「パエリア」な人が多いはず！
“現地では米は野菜として食べられるから、パエリアの付け合わせにパンも食べるのよ。”
と語るのは、今回講師を務める荻野恭⼦先生。

そんなスペインにまつわる日本人があまり知らない文化や、食のことを教えてもらいながら、
スペインの人気の料理を実際に作る、『旅する料理家・荻野恭⼦さんに教わる世界の人気ごはん〜スペイン編〜』
をコトラボ阿佐ヶ谷にて開催しました！

今回の講師、料理家の荻野恭子さんは、ユーラシアを中⼼に65カ国以上の国を訪れ、ホームステイや現地のレストランへの訪問を通じて土地の料理を研究している、業界でも随⼀の豊富な知識と経験をお持ちの先生。

スペイン料理として日本で馴染みの深い『パエージャ・マリネーラ（漁師風パエリア』と、
野菜が豊富に採れる北東部アラゴン地方ならではの郷⼟料理『鶏肉のチリンドロン煮』、
力をつけるためにキリスト巡礼者が食べるという、にんにくたっぷりの『ソパ・デ・アホ（にんにくスープ）』
を紹介してくれました。

荻野先生のデモンストレーションを見た後で、みんなで調理スタート！　
「これでいいのかな？」「次野菜切ろうか」など、みなさん和気あいあいしながら協力して調理を進めます。
荻野先生もグループごとに様子を見に来てくれるので、料理の仕方やスペインの歴史や豆知識など、間近で教わることができます。

“「ソパ・デ・アホ」はフランスパンが浸してあるスープなのだけど、最初現地で食べたときは、日本のお麩が入ってるのかと思ったの！びっくりしちゃった。”

おちゃめな先生のエピソードを聞きながらの料理教室はみなさんとても楽しそうでした！
（実際にソパ・デ・アホを食べたところ、フランスパンとは思えないほど、とろんとろんになっていて、お麩と見分けが付かないほどでした！驚きの発見です。）

『パエリア』、『チリンドロン』、『ソパ・デ・アホ』とスペイン尽くしのボリュームのある定食の完成！
また今回は特別に、食事と一緒に味わって欲しいスペインの貴重なワイン『チャコリワイン』と、そのワインを使ったビネガーで作った先生特製スイーツをいただきました！
みなさん、美味しそうに味わってくださいました♪

今回提供した『チャコリワイン』はスペインで貴重なワインとされています。
チャコリの栽培面積は、スペイン全体のわずか0.1％！
非常に生産量が少ない上、その内の90％以上は地元で消費されているため、輸出は約10％しかなく、⽇本ではもちろん、世界的にもまだまだ珍しいワインです。

⼼地良い酸味を特徴とするチャコリワインは、シーフード用⽩ワインとして世界的に高く評価されています。また、フルーティーですっきりとした酸味が洗い流してくれるため、脂っこい料理とも相性抜群なのです。

ご参加頂いた方からは、

「とても美味しかったです！特別な材料を使わなくてもスペイン料理が作れるとわかり、すぐに作ってみようと思いました。」

「普段、小さな子どもがいて、食べやすいメニューばかり作っているので、本格的なスペイン料理をまなぶことができてよかったです。その国の歴史と、料理の関係の話を聞き、ほかの国についても学んでみたいと思いました。ありがとうございました。」

「普段自分が作らないような料理に挑戦できてよかったです。是非自宅でも使ってみたいと思います。また、ユウキ食品のダシは知らないものも多かったので、スーパー見つけてみたいなと思いました。」

など嬉しい感想も頂きました♪

みなさん、この度はイベントにご参加頂きありがとうございました！